奈良公園の鹿のトラブル(事故)「交通事故にあったらどうなるの?」

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奈良公園の鹿のトラブル(事故)「交通事故にあったらどうなるの?」

奈良公園の鹿のトラブル(事故)「交通事故にあったらどうなるの?」奈良を車で移動中、もし誤って鹿にぶつかってしまったら?正しい知識と対処法を確認しましょう!

奈良公園の鹿の交通事故について

奈良では鹿が被害にあう交通事故が、年間150件以上も起きています。

平成27年7月までの1年間では、93頭が交通事故により死亡しました。2018年度は129件の交通事故が発生し、そのうち67頭の鹿が尊い命を散らしています。

奈良公園周辺では、鹿が急に飛び出して来たり、道に座り込んでいたりすることもあるので、十分に注意して運転してくださいね。




万が一、鹿さんを事故に遭わせてしまった時の正しい対応は?

万が一、鹿さんを事故に遭わせてしまった時の正しい対応は?奈良の鹿は天然記念物なので、故意に傷つけてしまった場合は「文化財保護法違反」で、5年以下の懲役か30万円以下の罰金になります。

「天然記念物」だから殺してしまうと重い罰則があるものと思い込み、残念なことに、ひき逃げしてしまう人が後をたたないのが現状です。

しかし、不意の交通事故の場合は、法的に処罰されることはありません。

平安時代以降、鹿は神鹿として神の使いとして崇められていたことから、特に江戸時代には鹿を死なせてしまったら死刑になったという話もあります。

実際に江戸時代、奈良に住む人たちは早起きして自分の家の前に鹿が死んでいないかを確認したそうです。(”奈良人は早起き”の語源にもなった。)

現在では江戸時代のように鹿を死なせてしまっても死刑になることはありませんが、もし事故を起こしてしまったら、すぐに「奈良の鹿愛護会」に連絡しましょう。

すぐに手当てすれば、鹿も助かるかもしれません。

「奈良の鹿愛護会」
  • 電話番号:0742-22-2388
「奈良警察署」
  • 0742-20-0110(夜間の事故の場合)

交通事故だけでなく、怪我をした鹿や、様子のおかしい鹿を見かけたときにも、愛護会に報告しましょう!

奈良公園の鹿に迫る様々な危険とは?!

奈良公園の鹿に迫る、様々な危険とは?!奈良の鹿の生活を脅かすのは、交通事故だけではありません。

人があげたお菓子やお弁当で食中毒になってしまったり、ビニール袋などのゴミを餌と勘違いして飲み込み、このまま胃に溜め込むことで餌を食べられなくなったりといった、食べ物関連の健康被害も未だなくなりません。

敢えて与えなくても、鹿の方から奪い取るようにして食べてしまうこともありますから、自分の食べ物、ビニール袋などを取られないよう、鹿のためにも注意しましょう。

また、信じられないことですが、鹿の角に物を引っかけたり、口に輪ゴムをはめたりといったいたずらもあるそう。

もし見かけたら、愛護会に連絡してくださいね。

「変だな」と思ったら、すぐ連絡!

鹿たちの健康と平和のためにも、ぜひ覚えておきましょう。

鹿の交通事故が多い時間帯

2017年度を例に挙げれば、鹿との年間交通事故の件数は140件で、そのうち残念なことに命を落とした鹿の数は年間91頭だったそうです。

2018年は冒頭でもお話ししたように129件の交通事故に対して67頭が死亡しています。

そんなこともあり、奈良の鹿愛護会では独自に交通事故の多い時間帯を調査していますが、もっとも鹿との交通事故が多発した時間帯は「夕方」だったようです。

さらに場所に限定すると飛火野周辺の車道であることが明らかにされています。

飛火野に夕方に事故が多発する理由は、鹿の群れが1日を終えて寝床(巣)へ帰るためです。

奈良公園の鹿の大半は、飛火野あたりの森林に寝床を構え、早朝5時くらいに起きて、まずは飛火野あたりで主食となる芝生などの草を食べます。

その後、観光客が増え出す午前8時頃になると、東大寺南大門前の広場や春日大社参道、興福寺境内などの観光客が多いエリアに「鹿せんべい」などの食べ物をもらうために移動します。

そして、夕方近くになれば人も減ってきますので、鹿たちも寝床へと帰っていきます。

一方、私たち人間も鹿たちと同じように朝は会社へ出勤して、夕方になると仕事が終わるので自宅へ帰ります。(中には居酒屋で浴びり飲みをする人物も)

ただ、早朝や夕方は太陽が中途半端な位置にいるので鹿も人間も視界が狭まり、その上、鹿も人間も行動が多い時間帯でもあります。

しかし、奈良公園の鹿は人馴れしているとはいえ、あくまでも自然の動物です。人間のルールなど知りませんので平気で道路に飛び出したりしてきます。

つまり、このような時間帯にこそ事故が発生しやすくなるということです。

以上、奈良公園へ車で来られる際は、夕方には特に注意をはらって運転してください。制限速度ギリギリで走行すれば万が一、鹿と接触事故を起こしても最悪の結果だけは免れる可能性が高くなります。

奈良公園の鹿に関しての詳細は当サイトの以下↓の鹿シリーズにてご紹介しております。

奈良公園の鹿は、いつからいるの? いる理由は?管理は誰が?その他「起源・由来」について

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