えぇっ?!東大寺・二月堂には秘密の「裏参道」って言うのがあるの??

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えぇっ?!東大寺・二月堂には秘密の「裏参道」って言うのがあるの??

実は、東大寺二月堂には、あまり通ることのない「裏参道(うらさんどう)」というものが存在します。

この道は、奈良の地元に人ならばよく知っていますが、遠方から奈良へ訪れた方にとっては無縁の参道ともいえます。

通常、東大寺の二月堂に行くときには、以下の2つのルートを通って向かいます。

  1. 大仏殿の手前で曲がって「鐘楼」や「四月堂」を観光しながら行くルート
  2. 「手向山八幡宮」まで直進して「三月堂」、「二月堂」と進むルート

今回はちょっと通な「裏参道」をご紹介します!

東大寺・二月堂の「裏参道」って何?場所はどこ??

東大寺・二月堂の「裏参道」の場所

東大寺・二月堂の「裏参道」って何?場所はどこ??東大寺大仏殿の中門から、向かって右側の廻廊に沿って「鏡池」の前を歩き、鳥居の前で左に曲がって「東廻廊の外側」を進みます。

しばらく歩くと右側に鐘楼に至る階段(猫坂)が見えますが、そのまままっすぐ直進した先の突き当たりが二月堂裏参道です。

かなり遠回りですが、中門から逆方向、西回廊沿いに歩いて、大仏殿の真後ろから行く方法もあります。

二月堂の「裏参道」って、いったいどんな道?

二月堂の裏参道は石畳と土塀の小路です。

一段一段が小さい、控えめな階段を少しずつ上り進んで行くことで、東大寺境内の中で一番高いところにある二月堂にだんだん近付いていく楽しみが味わえます。

季節や時間、天気によって様々な表情を見せてくれるこの道のファンは多く、「スケッチ」をしたり写真を撮ったりしている人もよく見ます。

それでも表側に比べて人通りは少ないので、古都奈良の風情を感じながらのんびり散策したい時にはピッタリぴったんコの道です。

二月堂の・裏参道の見どころ

枝垂れ桜 (しだれざくら)

二月堂の「裏参道」って、いったいどんな道?この小路には、それほど数はありませんが、春には「枝垂れ桜 (しだれざくら)」が、咲き誇ります。

裏参道ですので、人数も少なく春の訪れを独り占めできます。

  • 二月堂裏参道の桜の見ごろ時期:例年3月下旬〜4月上旬

「猿すべり」

二月堂・百日紅二月堂の夏を彩るのは、「猿すべり(百日紅/花のことです)」です。小路の至るところに百日紅が咲き誇ります。

  • 二月堂の猿すべりの見ごろ時期:7月中旬〜9月中旬

「紅葉」

二月堂・紅葉二月堂の裏参道の小路には、四季を彩る、様々な木々が生息しています。

その中には、山モミジも生息しています。二月堂の秋は紅葉も楽しめます。

二月堂裏参道の紅葉の見ごろ時期

3色モミジ(緑・黄・赤)の見ごろ:10月下旬
見ごろ:11月上旬〜12月上旬(落葉時期12月上旬〜下旬)

東大寺および奈良公園の紅葉については以下の別ページにてご紹介しています。

 鹿と愛でる古都の秋!東大寺・奈良公園の紅葉「見ごろ時期・おすすめスポット・ライトアップ・混雑状況など」


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土壁

二月堂裏参道の情緒あふれる風情を醸し出しているのが、「土壁」と「石畳」です。

これら2つの要素がミックスされることで、より天平期の奈良東大寺を彷彿とさせています。

二月堂裏参道の土壁のアップ画像(写真)

二月堂裏参道の石畳

東大寺塔頭「中性院」

二月堂裏参道には東大寺の塔頭(たっちゅう/=子院のこと)となる「中性院(ちゅうしょういん)」があります。

現存の堂舎は1841年(天保12年)に再建されたものです。

一般参拝者は立ち入ることはできませんが、見どころとなるのは門に掲げられている木製の看板です。

⬆️噂の中性院の看板

この看板は「バクザン先生」で知られた書道家の「 莫山(さかき ばくざん)」が揮毫した看板になります。ちょっとかなりデザインチックで個性的すぎて、一見するとおそらく文字かどうかも分かりにくいですが、よく目をこらして見れば「中性院」と書かれているのが分かります。

中性院には、かつて東大寺戒壇院の千手堂に安置されていた御本尊となる、一般非公開「木造弥勒菩薩立像」が安置されています。本像の造立は鎌倉時代とされ、国の重要文化財指定を受けています。

「サワガニくん」

二月堂・サワガニ二月堂の土壁の脇には、小さな溝があります。注意深く探せば小さなサワガニ君に出会えるかもしれません。

なんといってもこのあたりは昭和30年以前はサワガニはじめ、昆虫、カワニナなどの貝もたくさん生息していた場所でもあります。

しかし、昭和30年以降になると高度経済成長期を迎え、それにより田畑を耕すマシンなどの開発が進み耕作地が急増します。問題はそれら耕作地に農薬が散布されたことで、この二月堂裏参道の川の生態系が死滅し、大幅に減少に至っています。

しかし高度経済成長期が終焉を迎える頃、拡張された耕作地は次々と休耕地になり、農薬が使用されなくなったことも背景となり、再び、従来の自然が戻ってきています。

その戻ってきた自然の1つと言えるのが、このサワガニ君です。

二月堂の脇道でサワガニ君を見つけたときの注意点

現在の東大寺二月堂の周辺は大昔からの自然環境が成り立ち、様々な生物が生息しています。

このサワガニも、これらの生物の一種ですので、くれぐれも獲らないようにソっと見守るだけにしてください。

ホタル(大仏蛍)

二月堂・大仏蛍また、初夏(6月初旬から中旬)には「大仏蛍」の通称で親しまれている「ゲンジボタル」も見られます。

二月堂の裏参道まで、遠回りして約800メートル。

20分くらいかけるつもりで宝物探しをしながら、ゆっくり歩いてみるのはいかがでしょうか。

「大仏蛍」の呼称は、大仏が鎮座する奈良東大寺に由来した呼称ではなく、なんと!普通のゲンジボタルよりも実際にひと回り大きいことから「大仏」と付されています。

  • 大仏蛍の見ごろ時期:例年5月下旬から6月中旬頃

二月堂のホタルに関しては当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。

 奈良・東大寺「二月堂のホタル(大仏蛍)」の見頃時期と時間

大湯屋とその前の田んぼ

二月堂から裏参道を通って大仏殿方向へ歩けば、途中に「東大寺・大湯屋」とその前方に広がる「田んぼ」が見えてきます。

この景色がまたいぃ!いやホントっ!

もぅ、オカシクなってポッキーサラダ味箱ごと一気食いっ!ガシャガシャ

おそらく二月堂裏参道の中でここから見る景色が好きな方も多いと思います。実際に写真撮影される方やスケッチされている方が多い場所です。

二月堂・「南茶所・龍美堂」

大仏殿から裏参道を通行して二月堂へ向かった場合、ちょうど二月堂の前にお店があります。

このお店の名前を「南茶所・龍美堂(りゅうびどう)」と呼称し、カフェ(喫茶店)になります。

散策でほどよく疲れた足を休ませたい時、この茶屋でのひとときは最高の思い出となるでしょう。

南茶所・龍美堂では「行法味噌(ぎょうほうみそ)」と呼称される二月堂修二会に御本尊にお供えされる味噌が販売されており、なんと!日本全国でもこのお店だけでしか買うことができない貴重な味噌となります。

二月堂へ立ち寄った際は是非!南茶所・龍美堂への立ち寄ってみてください!

南茶所・龍美堂に関しては当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。

 東大寺境内の「休憩所・カフェ・食事処(ランチ)など」

二月堂・裏参道で見つけたいもの「講堂跡」

時間と体力に余裕がある時は、ぜひ、東大寺大仏殿の後ろまで巡ってみましょう。

大仏殿の大きな「背中」に感動しながら、そのお向かいの「講堂跡」も見てみてください。

現在の講堂は礎石だけになってしまっているため、周辺は大きな原っぱとなっています。つまり「講堂跡」となっています。

講堂とは、かつて大仏殿の後方に存在した仏教を勤修する場所のことです。

現在からは想像もできませんが、かつての大仏殿は正倉院の手前まで伽藍が広がっていました。現在では、それらの遺構が残るのみとなっています。

⬆️創建当初の大仏殿伽藍図

そして、講堂跡の周辺・付近には、青々とした緑が広がっています。

その緑の絨毯を跳ねるように、遊びまわる鹿たちの姿を眺めることができます。

もう何処へも行きたくなくなり、ずっとこのままこの状態が続けばいいのに・・なんて考えてしまうほど、本当にシンミ~リ♪と心が和みます。

ここで少しの間腰を下ろして、まったぁ〜りと晴れた日には、ピクニック♪するのも良いですね。

裏参道を二月堂に向かって歩くと、石畳や土塀の趣深い景色以外にも、このような緑々とした自然の生き生きとした姿にも目を奪われます。

終わりに・・

夜の裏参道と二月堂

二月堂は24時間参拝できることから、夜間でも参拝できるように外灯が設置されていたり、さらに二月堂自体も吊り灯籠に明かりが灯されています。

二月堂と言えば不退の行法として知られる「修二会」と、もう1つ「舞台」があることで有名です。

二月堂は山の斜面に建っていることから堂舎に舞台が設置されており、この舞台からは奈良市街が一望できます。つまり、夜になれば奈良市街の夜景が一望できるというわけです。

東大寺に訪れた際は、ぜひ!付近に宿をとるなどして夜間の散策も検討してみてください。なお、外灯があるとはいえ外灯の灯りが行き届かない場所もありますのでポケットサイズの懐中電灯でも持参おくのがよいです。

夏でも夜になれば冷えますので風邪をひかないような防寒対策は忘れずにしてください。

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