奈良「正倉院展」の「入場料金(割引一覧)・見学所要時間・開催日程・開催時間・定休日」など
こちらのページでは、毎年恒例、奈良国立博物館の「正倉院展」について、入場料金・割引情報、日程などを詳しくご紹介します!
項・一覧
- 1 奈良「正倉院展」の「入場料金(割引一覧)・見学所要時間・開催日程・開催時間・定休日」など
- 2 まず、「正倉院展」が開催されるに至った経緯から・・
- 3 奈良・東大寺正倉院展の「入場料金(割引一覧)」について
- 4 奈良・東大寺「正倉院展」の割引媒体(チケット・クーポン券)一覧
- 5 奈良国立博物館の「年間パスポート割引」
- 6 その他の割引
- 7 えぇっ?!正倉院展に無料で入れる方法がある??
- 8 入場料金を支払う際のクレジットカードの取り扱いについて
- 9 地元民なら知ってるこんな裏ワザ『900円〜990円で正倉院展チケットを入手する方法』
- 10 奈良「正倉院展」の見学所要時間・館内地図(見学ルート)
- 11 奈良「正倉院展」の開催期間や開催時間、開催場所
- 12 正倉院展の開催期間が「2週間前後」に限定される理由
- 13 正倉院展の出品される宝物(展示物)が例年、入れ替わる理由
- 14 正倉院展の「音声案内ガイド」の機械のレンタルについて
- 15 正倉院展のボランティア解説に関して
- 16 正倉院展の車椅子での入場に関して
- 17 ベビーカーでの入場に関して
- 18 ペット連れでの入場に関して
- 19 奈良国立博物館へのアクセス(行き方)
- 20 奈良国立博物館へお問い合わせ先「住所・電話番号・営業時間・定休日」
まず、「正倉院展」が開催されるに至った経緯から・・
奈良・東大寺「正倉院展」は、2019年の今年で71回目を迎えます。例年、秋の10月下旬から約14日〜20日間前後の日程で開催されています。
第1回は1946年(昭和21年)の10月に開催され、この時は22日間の日程で約15万人の観覧客を動員しています。
以来、現在に至っては開催毎に「1日約10000人」、開催期間中の総入場者数は「約20万人」を誇る、日本における秋の一大イベントとなっています。
そもそも、正倉院の起源とは聖武天皇が崩御された後、妻であった光明皇后が夫・聖武天皇ゆかりの品々を東大寺へ奉納したことに始まります。
心から愛した夫の品々を手元に置いておくのは、夫との楽しい過去を思い出してしまい、とても平常心で生きていられないとの思いから東大寺の境内に正倉院を建立し、聖武天皇ゆかりの品々を収納することで、奈良の大仏さん・盧遮那仏(るしゃなぶつ)へ奉納しています。
それ以後、正倉院の品々は世に出ることはありませんでしたが、明治初頭に執り行われた政府の調査と修理によって聖武天皇ゆかりの品々、つまりは天平時代の美しい美術工芸品が世に知れ渡っていくことになります。
そして、公開を望む世論の声もあり、正倉院の宝物が一般公開されることになって行きます。
これこそが今日まで続く「正倉院展」と言うことになります。
奈良・東大寺正倉院展の「入場料金(割引一覧)」について
こちらのページでご紹介する料金などは変更になっている場合がありますので、最新情報は公式ホームページなどでご確認ください。
正倉院展の「基本入場料金」
正倉院展の観覧券(チケット)の価格をご紹介します。
なお、正倉院展の観覧券で「名品展(なら仏像館・青銅器館)」も観覧可能です。
小・中学生
- 当日券:400円
- 前売り券:300円
- 団体券:300円
- オータムレイト:200円
高校・大学生
- 当日:700円
- 前売り券:600円
- 団体券:600円
- オータムレイト:500円
おとな
- 当日:1100円
- 前売り券:1000円
- 団体券:1000円
- オータムレイト:800円
親子ペア(前売のみ)
- 前売り券:1100円
※親子ペア券は、おとな1名と小・中学生1名のチケットがセットになった割引観覧券です。前売のみの販売となっています。(現地販売はしていません)
- 販売場所:主要プレイガイド、一部のコンビニエンスストア。
セット券
- 当日券:2,500円
- 前売り券:2,300円
- 団体券:2,300円
セット券は、奈良正倉院展と東京国立博物館で開催される「御即位記念特別展 正倉院の世界」がセットになったチケットです。
セット券は2019年より新たに販売された新しい種類の券です。次年度も発売されるかは分かりません。
- 販売場所:プレイガイド、一部の旅行代理店、一部のコンビニエンスストア(一部)に限る。
(正倉院展会場では販売されていません) - 前売セット券の販売期間:「7月19日(金)から10月13日(日)まで」※(2019年度)
- 当日セット券の販売期間:「10月14日(月・祝)から11月13日(水)午後3時まで」※(2019年度)
奈良・東大寺「正倉院展」の割引媒体(チケット・クーポン券)一覧
正倉院展の割引チケット「オータムレイトチケット」
正倉院展に割引チケットである「オータムレイトチケット」とは、入場できる時間に制限がある「当日券」です。
オータムレイトチケットでの入場可能時間は閉館の1時間30分前からです(閉館時間18時※金土日祝は20時まで)。
つまり入場時間に制限があるので、通常の当日券より料金が安く設定されています。
オータムレイトチケットの販売場所・時間
オータムレイトチケットは、「奈良国立博物館観覧券・当日券売場(当館)」で下記の時間から販売されます。
- 月曜日~木曜日:15時30分から
- 金、土日、祝日:17時30分から
使用できる時間
- 月曜日~木曜日の16時30分以降
- 金曜日・土曜日・日曜日・祝日の18時30分以降
団体割引
正倉院展では、責任者が引率する20名以上が対象の団体割引の適用があります。引率者(教師など)のみの「特別割引」の適用はありません。
障害者割引
障害者手帳をお持ちの方の来館は無料となります。また、障害者に付き添う介護者も1名までは無料となります。
「前売り券」購入による割引特典
正倉院展の前売りチケットは、正倉院展の開催会期前に販売が開始されます。
販売期間は例年、「おおむね7月中頃」から「正倉院展の開催日初日の1日前まで」の販売となります。
前売り券の最大の魅力は、当日券を買い求める必要がなくなりますので、当日券の行列に並ぶ必要がないという点です。(待ち時間を大幅カットできます!!)
ただし、当日券購入のための行列に並ばなくて済むだけで、館内が混雑していれば入場規制されますので、入館に時間がかかる可能性はあります。
これはどういうことかと言いますと、正倉院展は展示されている宝物の数に対して圧倒的に観覧客多いので、必然的に展示台の前に人だかりが発生しています。おそらく後方からではまともに宝物が見れない状況です。(「オペラグラス」や「ミニ望遠鏡」は必須の持ち物)
特に人気の宝物の展示台にはスーツを着た係員が横に立っており、観覧するために行列に並ぶことになります。思わず『ここでも並ぶんかぃ!チっ!』・・などと叫ぶたくなる気分に陥ります。
このような混雑が発生すると館内が混み合う結果となり、入場するために規制がかかってくるということです。
「前売り券」および「当日券」の販売場所
奈良国立博物館 観覧券売場(当館)、近鉄主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、JTB、日本旅行、チケットぴあ、サークルK[Pコード:769-846(※年度によって変動あり)]、ローソンチケット[Lコード:58500]、セブンイレブン、CNプレイガイド、イ―プラス
※一部のプレイガイドでは「親子ペア券」をの取り扱いがない場合があります。
前売り電子チケット
奈良国立博物館(正倉院展)では、インターネットに接続できる媒体を用いた「電子チケット(オンラインチケット)」の販売も行っています。
100円割引で購入できます。
- 一般:
1,100円→ 1,000円 (税込)! - 大学生・専門学校生:
700円→ 600円 (税込) - 高校生:
700円→ 600円 (税込) - 小中学生:
400円→ 300円 (税込)
購入方法
下記、正倉院展の公式ページ「電子チケット(ボタン)」より購入ができます。
奈良国立博物館「キャンパスメンバーズ割引」
「奈良国立博物館キャンパスメンバーズ」とは、奈良国立博物館と提携している学校の生徒に対して適用される割引です。
提携している学校の種類は専門学校や大学がほとんどです。
提携している学校の生徒さんの場合は、学生証の提示よって「当日券が400円」になります。
職員の観覧料金については一般団体料金が適用。(学生20名につき引率教職員1名は無料)
- キャンパスメンバーズの詳細はコチラ
奈良国立博物館キャンパスメンバーズ割引のお問い合わせ先
奈良国立博物館 総務課 企画推進係
- TEL: 0742-22-4450
※電話受付時間:祝日を除く月曜日~金曜日の午前9時~午後5時まで
「読売プレミアム会員・優待割引」
「正倉院展」の現在の主要スポンサーは「読売新聞社」です。
読売プレミアム会員とは、「スマホ」や「タブレット」を代表とした「携帯端末機」でも見ることのできる読売新聞の会員のことです。
読売プレミアム会員になると、当日、会員ページを見せることで正倉院展の当日入場料金が200円割引になります。
しかし、読売プレミアム会員になるには、「読売新聞の購読料金」と「WEB登録費用150円」が必要になってきますので充分な検討が必要になってきます。
「ミュージアムぐるっとパス関西」
「ミュージアムぐるっとパス関西」をお持ちの方もおられると思いますので、一応、載せておきます。
「ミュージアムぐるっとパス関西」は、提携している関西の主要な美術館・博物館への入館が無料または割引になるチケットです。
2019年の集録点数
- 無料入場可能:26枚
- 割引入場可能:97枚
※便利なガイドブック付き(全国初!関西地区及び隣接地区96館の展覧会年間全日程一覧を一挙掲載)
※集録施設一覧の詳細はコチラの公式HPで確認してみてください。
この提携先の中に「奈良国立博物館」も含まれていますが、肝心の正倉院展は「特別展」になりますので、「ミュージアムぐるっとパス関西」のお持ちの方でも無料で入ることはできません。
ただし、ミュージアムぐるっとパス関西のチケットを提示することで「100円割引」で入場券を買い求めることができます。
正倉院展へ訪れるに際して「ミュージアムぐるっとパス関西」の購入を検討されておられる方は、上記の「割引たった100円だけかぃ」・・と、言う点を踏まえて購入する必要があります。
期間限定ではありますが、正倉院展(奈良国立博物館)以外の美術館や博物館へも立ち寄られる場合は、かなりお得なチケットと言えます。
「ミュージアムぐるっと パス・関西」の概要(料金)
ミュージアムぐるっとパス関西は「プレミアム版」と「普及版」の2種類あります。違いは利用できる期間が異なります。
プレミアム版が半年、普及版が3ヶ月です。
プレミアム版の料金・概要
- 料金:2000円
- 利用できる期間:購入日から6ヶ月間有効
- 利用期間:2019年4月10日(水)〜2020年3月31日(火)
- 発売期間:2020年1月31日(金)まで
普及版の料金・概要
- 料金:1100円
- 利用できる期間:購入日から3ヶ月間有効
- 利用期間:2019年4月10日(水)〜2020年3月31日(火)
- 発売期間:2020年1月31日(金)まで
参加施設
<京都>
京都国立博物館、京都国立近代美術館、京都文化博物館、龍谷大学龍谷ミュージアム、宮井ふろしき・袱紗ギャラリー など
<大阪>
国立国際美術館、国立民族学博物館、ピースおおさか、大阪市立美術館、大阪企業家ミュージアム、上方浮世絵館、堺市博物館、堺アルフォンス・ミュシャ館、和泉市久保惣記念美術館 など
<兵庫>
兵庫陶芸美術館、西宮市大谷記念美術館 など
<奈良>
奈良国立博物館、奈良文化財研究所飛鳥資料館、奈良県立美術館 など
※以前は20前後の施設への入館が無料になるチケットでしたが、現在は割引も含め、関西地方の60施設と、岐阜県、愛知県など周辺地域の38施設が参加しています。
- 「ミュージアムぐるっと パス・関西」の詳細は、奈良国立博物館公式HPでご確認ください。
奈良国立博物館の「年間パスポート割引」
正倉院展の会場となる「奈良国立博物館」では、「奈良国立博物館パスポート(年間パスポート)」が発売されていましたが、平成29年3月31日で販売が終了しており、現在は2種類の「年間パスポート」が発売されています。
年間パスポートなので1年間の期限が設定されていますが、たとえば正倉院展の会期中の「中程で購入する」ことにより、来年の正倉院展の「開催初日から中程まで」使用できます。
つまり、うまく年間パスポートを利用すると今年と来年分の正倉院展に適用することができます。
以下では、奈良国立博物館の年間パスポートに種類と、併せて、正倉院展の観覧をメインにして考えた場合、お得かお得でないのか?もご紹介します。
国立博物館メンバーズパス
メンバーズパスの料金
- 一般:2000円
- 学生:1000円
メンバーズパスの有効期間
購入日から1年間
メンバーズパスの特典
名品展覧会が何回でも無料で入場可能
- 奈良国立博物館の名品展観覧:無料
- 東京・京都・九州国立博物館の平常展観覧:無料
特別展覧会が団体料金で入場可能
- 奈良国立博物館の特別展観覧:団体料金適用
- 東京・京都・九州国立博物館の特別展観覧:団体料金適用
正倉院展の観覧をメインに考えた場合、メンバーズパスを所持していると団体料金である1000円になるだけ(100円割引)なのでお得さは薄れます。
会期中に20回行くのであれば100円割引なので元が取れる計算になりますが、正倉院展は通常おおむね14日間開催であり、2019年度はたまたま天皇陛下御即位記念で20日に延長されているだけなので、それを加味するとマイナス(赤字)になります。
さらにその上、正倉院展は特別展に該当するので、メンバーズパスを正倉院展に適用すると入場無料ではなく、団体料金適用になるだけなので、これだと当日券の窓口に並ぶ必要があります。
これなら前売り券を最初から購入した方がお得です。
メンバーズパスの最大の魅力
以上、まとめるとメンバーズパスの最大の魅力とは、奈良国立博物館で開催される「名品展」や東京・京都・九州の各・国立博物館で開催される「平常展」のみ無料入場可能かつ、当日券の窓口に行かなくて良い・・というだけが魅力といえます。
よって正倉院展をできるだけ割引料金で観覧したいと考えた場合、メンバーズパスを購入するのはオススメできない!ということになります。
プレミアムカード
奈良正倉院展の会場となる奈良国立博物館では「奈良博プレミアムカード」というお得な特典付きカードの販売をされています。
プレミアムカードの種類・料金
一般カード:5,000円
学生カード:3,000円
家族カード:10,000円
有効期間
購入日から1年間
このカードを所有することで奈良国立博物館においての「特別展」、つまり「正倉院展」が2回まで無料および団体料金で入場できます。
その他、奈良国立博物館だけではなく、東京、京都、九州の各・国立博物館の展示においても特典を受けることができます。
奈良国立博物館においての特典一覧
特別展(なら正倉院展を含む)
有効期間内の開館日に、記名者本人のみ各展覧会2回まで無料で観覧できます。(3回目以降の観覧は団体料金適用)
名品展・特別陳列
有効期間内の開館日に、記名者本人と同伴者合わせて2名まで何度でも無料で観覧できます。
その他の特典
情報誌『奈良国立博物館だより』(季刊)の無料購読、「奈良国立博物館展示案内」の無料購読、特別展につき1回のみ会員向けの特別鑑賞会に参加可能、奈良国立博物館地下1階「ミュージアムショップ」の図録売場で10%割引(一部適用外あり)、同じく地下1階のレストラン「葉風泰夢」にて飲食料金の総額を5%割引、奈良トライアングルミュージアムズ参加館(奈良県立美術館、入江泰吉記念奈良市写真美術館) にて入場料金割引、国立国際美術館・京都国立近代美術館・国立民族学博物館・MIHO MUSEUMにて、記名本人1名に限り、常設展及び「特別展」・「企画展」を団体料金で観覧可能(共催展は除外)。
- 購入方法(販売場所):奈良国立博物館および、なら仏像館の観覧券売場
東京・京都・九州国立博物館においての特典一覧
特別展(なら正倉院展を含む)
有効期間内の開館日に、記名者本人のみ何度でも団体料金でご観覧いただけます。
平常展
有効期間内の開館日に、記名者本人のみ何度でも無料でご観覧いただけます。
家族カードはお得!
家族カードを購入することで記名者本人以外にもその家族合わせて5名までチケット割引購入および無料入場が適用されます。
例:奈良国立博物館においての「特別展」「名品展・特別陳列」は、記名者本人とご家族合わせて5名様まで特典付与の上、入場可能。
※ただし、東京・京都・九州国立博物館においての「特別展」「平常展」は記名本人1名様に限る。
家族カードは親戚でも適用できる!
家族カードは『家族5名』と記載されているので、受付で家族であることを示す身分証明証のようなものが必要なのか奈良国立博物館へ確認したところ・・なんと!カードの記名者(本人)が確認できれば、あとは確認しないとのことです。
すなわち親戚や友達でも適用できるということです。
大人5名で2回来館されるのであれば、これはかなりお得に活用ができます。
家族カードを利用したお得な例
例えば爺婆(じじばば)と父ジャ(テテじゃ)、母ジャ(ハハじゃ)、子子ジャ(ここじゃ!….。/小学生)・・の、5名で正倉院展に訪れた場合、大人4人で4400円、子供1人で400円となり、合計で4800円になります。
・・こホンっ!
会期中2回まで無料適用なので4800円✖️2=9600円となりマイナス400円になります。
しかし、大人5人で計算した場合、1100円✖︎5人=5500円で2回来館した場合11000円となり1000円お得になります。
その上さらに飲食店5パーセント割引や図録1割引の特典付与がありますので、大人5名で家族カードを最大限利用した場合、かなりお得に活用できます。
その他の割引
奈良国立博物館賛助会会員割引
奈良国立博物館賛助会(一般会員(個人)の入会料金・有効期間
年会費:50000円
有効期間:1年間(入会月の翌年同月末日まで有効)
奈良国立博物館賛助会(一般会員(個人)の特典
- 奈良国立博物館の名品展観覧(特別陳列含む):無料(同伴者1名まで)
- 東京・京都・九州国立博物館の平常展観覧:無料
- 奈良国立博物館の特別展観覧(正倉院展ふくむ):無料(同伴者1名まで)
- 東京・京都・九州国立博物館の特別展観覧:各展覧会1回無料
その他の特典
- 当館ミュージアムショップでの割引:当館発行の展覧会図録1冊2割引
- 当館レストラン葉風泰夢での割引:飲食料金5%引
- 招待券進呈:各特別展ごとに5枚/各特別陳列ごとに3枚
- 展覧会チラシの送付
- 奈良国立博物館だよりの送付
- 特別展開会式・内覧会のご招待
- 展覧会図録の贈呈:各展覧会ごとに1冊贈呈
- 特別展特別鑑賞会の実施
- 所得税の寄附金控除有り
確かに賛助会に入会すれば正倉院展に何回でも無料入場できる特典付与は大きいですが、その反面、年会費として年間50000円も必要になります。
正倉院展の観覧をメインとして考えた場合、適用範囲も家族5人までとかではなく、『同伴者1名までが無料』という特典付与だけなので、仮に正倉院展に14日間毎日2人で入場しても14✖️1100円=15400円となるので、入場料だけの話を持ち出すと34600円の赤字になります。
よって正倉院展の観覧をメインに考えた場合、オススメはできないという結論になります。
年間パスポート(プレミアムカード・賛助会会員カード)の最大の魅力
正倉院展は例年、1日に約1万人が訪れており、これは1時間に約1000人以上が訪れている計算になります。
よって会期中は混雑が必至で、当日券を入手するために朝9時の開館前から行列が発生しています。

年間パスポートの最大の魅力とは、「当日券の行列に並ばなくて済む」ということです。
えぇっ?!正倉院展に無料で入れる方法がある??
あまり知られていませんが、下記の日程のみ条件を満たすと無料入場することができます。
2019年11月1日(金)「留学生の日」
留学生の方は入館無料(学生証の提示が必要)
2019年11月14日(木)
天皇陛下御即位記念のため入館無料(なら仏像館・青銅器館を含む)
入場料金を支払う際のクレジットカードの取り扱いについて
奈良国立博物館は入場券を購入する際、下記のクレジットカードを利用することができます。
・クレジットカード (VISA、JCB、AMEX、Diners、DISCOVER)
・電子マネー (PiTaPa、ICOCA、LINE Pay、Alipay、WeChatPay)
・銀聯(ぎんれん)※中国国民対象のカード
地元民なら知ってるこんな裏ワザ『900円〜990円で正倉院展チケットを入手する方法』
正倉院展の入場チケットは割引があってもわずか「100円だけ」というイメージがあり、その上、割引の種類が極めて少ない状況です。
まぁ保存管理や分析、研究などにその分、お金がかかっているのだから仕方ないと言えば仕方ないのですが、実は正倉院展の入場チケットを高い確率で安く購入する方法があります。
その方法とは・・知りたいですか?
どうしょかな。やっぱり止めトコかなぁ・・・。
えっ?!『早よ言え!!このアホ!!』とか心の声が聞こえましたが。
では伝授しましょう!
ズバリ!『金券ショップで購入する』という方法です。
JR奈良駅および近鉄奈良駅周辺には幸い、有力な金券ショップが3軒あります。
この3軒の金券ショップでは正倉院展が近づくと高い確率で入場チケットを店頭販売してます。
『チケットショップ・エイト』
- 正倉院展チケットの値段:900円
- 場所・アクセス:近鉄奈良駅西口3番出口上がって30秒
『リフレ館プラス チケット買い取りセンター(三条通り店)』
リフレ館プラスは、近隣にもう2店舗ありますが、そのうちの1店舗はブランド品買取り専門のお店になりますので間違えないようにしてください。
チケット買取センターは2店舗ありますが、三条通り店の方は正倉院展会場となる奈良国立博物館へ至る道中の「三条通り商店街沿い」にあります。
- 正倉院展チケットの値段:990円
- 場所・アクセス:近鉄奈良駅から東向き商店街もしくは小西さくら通りを進み徒歩約5分
安いのは見ての通り、上記、「エイト」です。900円は最安値です。200円割引きなので缶ジュースや缶ビール1本買ってお釣りがきます。
『リフレ館プラス チケット買い取りセンター(東向き南店※東向き商店街内)』
リフレ館の東向き商店街店です。上記のリフレ館とは極めて至近距離に位置します。
なお、チケットの値段は三条通り店と同じです。
- 正倉院展チケットの値段:990円
900円は3店舗中、上記、エイトと並んで最安値です。200円割引きなので缶ジュースや缶ビール1本買ってお釣りがきます。
- 場所・アクセス:近鉄奈良駅から東向き商店街を進み徒歩約4分
チケット購入の際の注意点
ご紹介した3店舗とも置いている枚数は非常に少ない状況です。具体的な在庫枚数は教えてくれませんでしたが、10枚あるかないかのような状況なので早い者勝ち的な感は否めません。
ただ、3店舗とも正倉院展の会場である奈良国立博物館までの道中にあるので、ついでにお店をのぞいてから行かれてみるのはいかがでしょう?
奈良「正倉院展」の見学所要時間・館内地図(見学ルート)
正倉院展が開催されているのは奈良国立博物館の2階であり、2階内部は4つの部屋に分かれています。そしてそれぞれの部屋(展示室)に宝物が展示されています。
これらの部屋をすべて見学するとなると混雑することを加味して、約1時間30分〜2時間の所要時間を見積もっておく必要があります。
しかし、あらかじめ見たい宝物だけを限定して入館される場合などは、30分や1時間ほどでも見学を終えることができるでしょう。
ジックリとは観覧せず、流すような感じでサラっと観覧する場合なら30分ほどで見学を終えることもできます。
ただ、館内は会期中、人で溢れかえっていて連日混雑していますので、目当ての宝物の展示台に来ても人集りができており、後方から見ることになります。
しかしご安心を。おおむね人気の宝物の前にはスーツを着た係員が立っていて、観覧時間が決められた上、行列に並ぶことで目の前で観れます。
当日券を購入する場合の見学所要時間(目安)
上述の通り、チケット売り場や館内への入口でかなり待つことも予想されますので、やはり約2時間〜3時間は見学の所要時間を確保しておきたいところです。
前売り券を持っている場合の見学所要時間
入場待ちの行列に並ぶことになりますので、約2時間〜2時間30分といったところです。
奈良「正倉院展」の開催期間や開催時間、開催場所
開催期間
令和元年10月26日(土)~11月14日(木) 全20日※2019年
※2019年度はたまたま天皇陛下御即位記念により延長開催(通常は概ね14日間開催)
開催時間
9時~18時まで
※金土日と祝日は20時まで
(2019年は10月26日・27日、11月1日・2日・3日・4日・8日・9日・10日)
※入館は閉館時間の30分前まで
開催場所
奈良国立博物館(奈良公園内)の「東新館・西新館」
入館に際しての注意点
・セキュリティ対策強化及び混雑緩和のため「45cm×35cm×20cm」よりも大きな荷物は持ち込みは禁止
・館内はキャリーバッグは大きさ関係なく持ち込み禁止
・館内は帽子は脱帽(すべての方の視界を良好にするため)
※手荷物は当館の外の設営されたテントの中の無料のコインロッカーおよび手荷物預かり所(運営時間8:00~18:00、開館延長日は20:00まで)が利用できます。
関連記事:東大寺境内のコインロッカーの場所&手荷物預かり所・一覧
関連記事:【一覧】JR奈良駅のコインロッカー&手荷物預かり所【料金・時間・大きさなど】
正倉院展の開催期間が「2週間前後」に限定される理由
まず、原点に戻る形でお話しますが、正倉院展の宝物群は、東大寺「大仏殿」の付近にある「正倉院」や「正倉院の西宝庫・東宝庫」で保管されているお宝の一部です。
現在の正倉院は政府の「宮内庁」の管理下に置かれており、通常、実際に見ることはできる物の中に入ることはおろか、近寄って建物を見学することもできません。
しかし、正倉院は建物が古く、「建物自体」や「中で保管されている一部の宝物」の完璧に近い保存状態を保つためには、建物外の新鮮な空気を約2ヶ月もの間、取り込む必要が出てきます。
その新鮮な空気を取り込む期間に適した季節が、毎年、秋口の正倉院展の時期と言うことになります。
つまり、正倉院展の時期は同時に「正倉院の建物も外の空気を取り入れる時期」でもあり、世間一般で俗に言う「虫干し」の期間と言うことになります。
それ故、正倉院展も2週間前後と言う厳密な期間が設定されています。
【補足】正倉院展が延長できない理由
正倉院展の期間はわずか2週間前後ですが、お宝の移動や展示に際しての入念なチェック期間などを入れると「倍以上の期間と時間を要する」ため、必然的に正倉院展も短い期間に限定されてしまいます。
「正倉院(西宝庫・東宝庫)⇒奈良国立博物館⇒正倉院(西宝庫・東宝庫)」という、近距離ながら非常に神経を遣う移動です。
なにせ正倉院のお宝は「絶対に落とせない、キズ1つ付けてはならない代物」であり、さらにお宝自体の材質も年代を経て劣化していますので、移動・展示する際も「照明具合」、「空気の成分」、「温度」など徹底的な管理と、慎重に慎重を重ねた作業が必要になります。
そのため、移動やチェックに関しても簡単にはいかず、必要以上に時間がかかるのです。
正倉院展の出品される宝物(展示物)が例年、入れ替わる理由
正倉院展に出陳(出品)される宝物は例年、異なります。
例年、異なる理由とは、正倉院展の裏側では博物館の方々が毎日、正倉院・約9000点もの宝物の修復作業を行っています。
すべての宝物の修復が完成するまでには、100年以上はかかると言われているほどの壮大で途方もない修復作業です!
そして、修復が完了した宝物が展示される候補となりますので、毎回、展示内容が変わるのです。
また、これらの出展するお宝は「宮内庁正倉院事務所」が選定していますが、基本的に1回出展したお宝は「10年間は出展しない」と言った暗黙の内の決まり事があるようです。
9000点の宝物群の中には「18年ぶりに出品される」といったお宝もあり、生きている内にお目にかかることが困難な宝物もあります。
ご興味のある方は是非、毎年、正倉院展に足を運んでみてください。
なお、会期中の宝物に関しての一覧や説明が記載された「展覧会図録」は、館内の「地下ミュージアム」や「西新館1階会場内」にて販売しています。
- 「展覧会図録」の値段:1200円
正倉院・宝物の出品点数(2019年)
北倉14件、中倉8点、南倉17点、聖語蔵2点の41点
【参考】2016年〜2018年正倉院展の出品宝物数
2016年
北倉9点、中倉22点、南倉29点、聖語蔵3点、合計:63点
2017年
北倉10点、中倉25点、南倉20点、聖語蔵3点、合計:58点
2018年
北倉10点、中倉16点、南倉27点、聖語蔵3点、合計:56点
※うち10点は初出品
正倉院展の「音声案内ガイド」の機械のレンタルについて
正倉院展では、受付で「音声案内ガイドの機械」がレンタルできます。
レンタル料金は520円となっており、3種類のプログラム(日本語プログラム・こどもプログラム・外国語プログラム(英・中・韓))の音声ガイドが用意されています。
正倉院展の展示物である宝物の理解をより深めたい方は、是非、レンタルしてみてください。
音声なので、活字が苦手な方でも理解力が深められて、来館した価値を高めることができます。
正倉院展のボランティア解説に関して
正倉院展では、奈良国立博物館のボランティアスタッフによる正倉院展の見どころや宝物の解説が行われます。
ただし、ボランティアスタッフによる解説には時間が設定されています。
正倉院展のボランティアスタッフによる解説の実施時間(2018年)
第1回目:10:00~
第2回目:11:00~
第3回目:13:00~(11月2日(土)、11月4日(月・振休)、11月9日(土)は中止)
第4回目:14:00~(11月2日(土)、11月4日(月・振休)、11月9日(土)は中止)
- ※スケジュールの詳細はコチラから
実施場所
- 講堂(各回、先着180名まで)
料金
- 無料(正倉院展への入館者のみ)
所要時間
- 各回30分
正倉院展のボランティアスタッフの解説は例年、各回、スグに満席になってしまいます。
会場となる館内の「講堂」は、各回・開催時間の約20分前から開場していますので、どうしても参加したい方は開場と同時に講堂に入れるようにするのが賢明です。
正倉院展の車椅子での入場に関して
正倉院展の会場となる奈良国立博物館内はバリアフリー化に対応しており、車椅子での観覧が可能です。
トイレも大型の多目的トイレが設置されていますので、「飯」と言う「飯」を思い存分、腹に流し込み、思い存分「クソ」と言う「クソ」を噴出させることも可能です。
ベビーカーでの入場に関して
ベビーカーでの入場もできますが、混雑時はベビーカーを折りたたみ、子供を抱き抱えての入場をお願いされるケースがあります。
「授乳」と「オムツの交換」に関しては、上記の館内・多目的トイレ以外にも、「授乳室」が設置されており、「オムツの交換台も設置されています」ので、授乳やオムツの交換ができます。
詳しくは館内の係員の方にお尋ねください。
ペット連れでの入場に関して
奈良国立博物館はペット連れでの入場は「介助犬」、「盲導犬」、「聴導犬」のみに限定されています。
「抱っこ」しての入場も不可となりますので、ペット連れで奈良へ旅行にお越しで「正倉院展」へも来館される場合は、事前に「ペットを預かるホテル」や「類似施設」へ預けておく必要があります。
奈良国立博物館へのアクセス(行き方)
アクセスについては以下のページをご覧ください。
奈良国立博物館へお問い合わせ先「住所・電話番号・営業時間・定休日」
住所:〒630-8213奈良市登大路町50番地
TEL:0742-22-7771
TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
FAX:0742-26-7218
営業時間:9時から18時まで(最終入場時間は閉館時間の30分前まで)
定休日:なし(会期中無休)
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