東大寺境内の「休憩所・カフェ・食事処(ランチ)」など
日本のお寺というジャンルでは、大変、珍しいことが、この東大寺にはあります。
その珍しいことというのが東大寺という1つのお寺の境内に、なんと!食事(ランチ)やお茶がいただける喫茶店(カフェ)が、いくつかあるということです。
お茶処が設けられているお寺は多いのですが、このように食事(ランチ)もできるお店が境内にいくつも存在するのは、大変、珍しいことです。
そんな見どころいっぱいの東大寺を時間をかけて楽しむために、ちょっと休憩がてら立ち寄ってみるのはいかがですか?
以下では東大寺における有名どころのカフェ、食事処(ランチ店)のほか、休憩所もご紹介しています。
二月堂「南茶所・龍美堂」
二月堂の「南茶処・龍美堂」は「二月堂の南隣」にあります。詳しくは南側(二月堂を向かい見て右側)の石階段を上った先の手水舎の隣になります。
永きに渡って東大寺二月堂参詣の際の、人気休憩所であり続ける「龍美堂」。
この「龍美堂」の店内には、なんと!「大黒さま(大黒天)」が奉られており、お参りする人もたくさんいます。
二月堂・龍美堂のメニュー一覧
「わらび餅」「梅くずきり」「おはぎ」「ゆず茶」「あめ湯」「コーヒー」「抹茶」「ぜんざい」「甘酒」「くず湯」「かき氷」「ソフトクリーム」「コーヒーフロート」「パフェ」..etc
※セットになるもの、季節限定のものもあります!
オススメは、特製抹茶550円と下記の「行法味噌」です。
その他の龍美堂の見どころ
大黒天
現在の龍美堂は約70年前にオープンしたとのことですが、それ以前は堂宇として存在していました。おそらくこの大黒天も以前からここでお祀りされていたものだと考えることができます。
と、すれば『大黒堂』といった堂宇がこの場所にあったのかもしれません。
また、参籠所の食堂の表側には「恵比寿神」、裏側には「毘沙門天像」が祀られています。これらの事実から察するに東大寺に七福神を信仰する動きがあったことも推測されます。
ブンプク茶釜
見るからに随分と年季が感じられますが、それもそのハズ、なんと!江戸時代から使用されているという一級品のお宝でもあります。
これなら、いつルパンに狙われてオカしくはないでしょう!フぅ〜ジコちゃぁわ〜ん♥
200年以上の歴史を持つ龍美堂の噂の噂の『秘伝味噌・行法味噌』
二月堂・龍美堂では、200年以上使われている「大きな茶釜」で沸かした「ほうじ茶」と、試食用に「行法味噌」を出してくれますよ。
混雑時は注文から出てくるまでに時間がかかりますが、どれも手作りの優しい味。
味噌の試食を楽しんだり大黒さまにお参りしたりしながら、のんび~りと待ってください。
「行法味噌」って何?
「行法味噌(ぎょうほう みそ)」は、東大寺の名物で、「秘伝・お水取り行法味噌」と云われている「お味噌」のことです。
二月堂で毎年3月に行われる法要、「修二会」を行うために、選ばれる僧侶たちが、「行力(ぎょうりき)=修行の末に得た力」が増すとして愛用してきた東大寺秘伝の「おかず味噌」です。
龍美堂で何か注文することで、なんとぉぃぅ..おぃ!もれなく行法味噌がサービス(タダ)で出してもらえます。ただし、あくまでも試食的なもので量は少ないのでぬか喜びせぬように。オホ
この行法味噌を
毒味→味見!しながら、上述の「ブンプク茶釜」で沸かした湯でたてた「ほうじ茶」をいただくことができます。
行法味噌の使い方は、ご飯や豆腐に添えたり、お料理に使用するなど食べ方は自由です。
ちなみにこの「行法味噌」は、昭和喜劇の天才と謳われた「藤山寛美(ふじやま かんび)」の演目になったほどの歴史を持つ有名な味噌です。
リピーターも多いこのお味噌、購入できるのはココ、「龍美堂」と「龍美堂のネットショップ」だけです!是非!
- 龍美堂の行法味噌:90㌘650円〜
二月堂・龍美堂の場所(地図)
東大寺・二月堂の「南茶所龍美堂」のお問い合わせ先(住所・電話番号・営業時間など)
- 住所:奈良県奈良市雑司町406-1
- 営業時間:9:00~17:00
- 電話番号:0742-23-6285
- 定休日:年中無休
- 座席22席
※龍美堂のネットショップはコチラ
二月堂北の茶所(無料休憩所)
タダ(無料)で茶が飲める!!
一方、上述、龍美堂とは真逆となる「二月堂の北側(向かい見て左側)」の屋根付きの「登廊」を上がった先には「無料の休憩所」があります。内部には「お茶」、「水」、「お湯」がセルフサービスでいただけます。さらに台所がありますので手を洗ったりできます。
セルフサービスのコップはプラスチック製で少し黄ばみの付いた何とも言えない味わい深いコップです。大学や会社の食堂のコップを思い出します。
ただ、管理する人がいないので、使用したコップは自らで台所で洗う必要があります。
正月期間はお雑煮がタダでもらえる!
三が日には、万灯明料(1500円)とお鏡料(2000円)の受付が行われていますが、このいずれかに申し込む(=お布施を奉納)と「坊雑券(ぼうぞうけん)」が1枚進呈されます。
坊雑券の”坊雑”とは、いわゆる「雑煮」のことです。
すなわち、坊雑券があると、1月3日と5日の10時から二月堂行われる「大般若法要(だいはんにゃほうよう)」の後、11時から13時30分頃まで二月堂の北側にある「北の茶所」に行くことでお雑煮をいただけます。
冬はストーブ!夏は扇風機!
この無料休憩所は冬はストーブが設置され、夏は扇風機が回っています。参拝で疲れた身体を芯から暖めることができます。
二月堂の歴史が味わえる!
無料休憩所の内部には、これまでの二月堂の歩みや歴史を写真やパンフレットを通して知ることができます。
また実際に修二会で使用されたお松明も置かれています。間近でお松明を見れる機会はないと思いますので、ご興味のある方は是非!
ブンプク茶釜
驚くことになんと!この無料休憩所にも龍美堂と同じような年季の入ったブンプク茶釜が置かれています。
そしてなんとぉぅぉぅ!!..オぅイぇ〜・・同様に1869年(明治2年)から使用されて続けている茶釜だというから驚きです。約150歳?
- 容量45ℓ(2.5斗/350杯分)
これでルパン一味に狙われるのはほぼ確実になりました。フぅ〜、フぅ〜〜ジコちゃぁわ〜〜ん♥
なお、二月堂の行事と月1回の講が集うときには、従来のように薪(まき)で沸かした湯を飲めるようです。
二月堂北の無料休憩所のお問い合わせ先(住所・電話番号・営業時間など)
- 住所:奈良県奈良市雑司町406-1
- 電話番号:0742-22-5511
- 営業時間:9:00~16:00
二月堂へのアクセス方法については以下の別ページにてご紹介しています。
東大寺境内「絵馬堂茶屋」
絵馬堂茶屋は、「昼飯はガッツリ腹へ流し込むべきものだ!」という熱き信念をもったコノヤローが押し寄せる店です。
飯系メニューが豊富で、定食系から親子丼や唐揚げ丼、チキン丼などの「丼モノ」、オバギャル系で「茶がゆ」や「白玉入りのぜんざい」、ラーメンマン好きのコノヤローは「ざるうどん」「きつねうどん」「天ぷらそば」などの取り揃えがあります。
夏き暑には「ざるうどんorざるそば」をドテっ腹へ大いに流し込んで、”カぁ〜ツ!!”を入れましょう!入〜〜魂っ!
ビールだけで生きれるビール人には、ビールもありますので、もぅね、飲むのではなく、”浴びましょう!”
なお、酒を浴びる場合はくれぐれも参拝が一通り終わってからにしましょう!
オススメは、「カスタム可能な”うどん”:570円〜」と、「大和茶のお粥:550円」です。
うどんは卵入りやキツネ入り、天ぷら入りなど、お好みでトッピング注文できます。(トッピング料金150円)
大和茶は奈良の地元産のお土産で、なんでも806年(平安時代)弘法大師・空海が唐よりお茶の種子を持ち帰り、その種子を奈良の宇陀に植えたのが起源となるようです。現在も大和高原と称される奈良市、天理市、桜井市の東部で栽培され、地場でお茶が製造されています。
大和茶のお粥は、米も大和茶で炊き上げていますので茶色をしています。味は塩っ気のない少し薄味ですが、小皿の梅干しや漬物と一緒に食べることで絶妙なハーモニーを生み出します。
参拝した折にはぜひ!ご賞味あれ!ア〜レ〜

「絵馬堂茶屋」の茶所のお問い合わせ先(住所・電話番号・営業時間など)
- 住所:奈良市雑司町407 東大寺三月堂前
- 電話:0742-26-3326
- 営業時間:10:00~15:00頃
絵馬堂茶屋の場所(地図)
東大寺境内「鹿鳴園(ろくめいえん)」
がっつりなコノヤローは、ランチ系でガンガン攻めるつもりで「カレーライス」や「カレーうどん」をクソ腹へシコ流し!
スイーツ好きなコノヤローには「ぜんざい」「わらび餅」など甘味系が待ち受けています。
なんと言っても奈良県はわらび粉の名産地でもあり、わらび餅は奈良県を代表する名産品となります。
夏い暑にはぜひ!「氷と”わらび餅”がミックスされたかき氷(700円)」や「自家製アンコを使用したワラビ餅(600円)」をクソなドテっ腹を痛めつけるくらにシコたま流し込みましょう!
鹿鳴園の場所は「東大寺絵馬堂茶屋」のお向かい「念仏堂」のすぐ近くになります。
「大仏殿」からは、「東廻廊前の階段」を上って「鐘楼」、「念仏堂」を通りすぎたところです。
また、鹿鳴園は通販サイトの運営されており、東大寺だけではなく、奈良中の限定仏像ポスターや仏像Tシャツも販売されています。
「鹿鳴園」のお問い合わせ先(住所・電話番号・営業時間など)
- 住所:奈良市雑司町407-4
- 電話:0742-22-6137
- 営業時間:9:00~17:00
- E-Mail:info@rokumeien.com
鹿鳴園の場所(地図)
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